東京生活(結婚済)

田舎から上京してアラサーで無事結婚。普通に幸せだけど、色々あったし色々ある。なんでもない吐き出しブログ。

上京する女の子へ②

田舎から上京する女の子に伝えたい事。

みんながみんなか分からないけれど、私は相当ホームシックに陥った。

夢や希望に溢れて上京したはずなのに、一気に孤独感、寂しさに呑み込まれてしまったのだ。

もちろん同じ地方から上京した友達は周りに何人かいたし、時々連絡をとっては遊んでいた。

だからといって、狭いアパートで1人。私にとっては孤独なものだった。学生寮でさえ孤独だったが、途中から1人暮らしをする事になり、孤独感や不安は増した。
実際、毎日泣き暮らしていた。

正直言って女性が1人で東京生活をするという事は大変偉大な事であり、危険な事だと私は思っている。

上京 女 と検索をかけると、「上京 女子大生 狙い目」「上京 女 特徴」なんて出てくる。
恐ろしくて仕方ない。男どもは、擦り切れていない女に目を光らせているのだ。
ホームシックに陥って判断力も鈍りつつ、自分を守って生きるという事はとても簡単に成せる技ではない。

そう、1人暮らし。
家族との何気無い会話、存在がいかに大切で安心するものだったか。私は家族に相当依存していたのかもしれない。自分が精神病なのではとさえ思った。でも産まれてからずっと一緒にいたわけで、依存しない方がおかしいのか?

まさにそうやって少しずつ、擦り切れてぼろぼろになりながらも真の自立をしてきたわけだが、長い期間だった。彼氏もいたりしたけど、まぁ痛い目はみた。

たった1人で薄い壁に囲まれた生活が怖かった。昼間は家を空けているので、その間に盗聴器を仕掛けられたり空き巣が入っていないか、いちいち不安でビクビクしていた。夜に鳴り響く人の足音も怖かった。空き巣ではあるまいな?と。
それに、虫!!!
安いアパートなので、ゴキブリや蜘蛛が出るわ出るわ
...という程は出ないけれど、どちらも遭遇した日には身の毛がよだつなんてものではなかった。

自分が退治しない限り安心して寝付く事ができないのだから!!!

ゴキブリは、スプレーをかけたところで激しく動くし、何年も分からなかったけど奴は玉葱が大好物なので、絶対に玉葱をその辺りに出しておいてはならない!田舎のノリでその辺りに干してはだめだ!!!冷蔵庫にシャットアウトだ!
おかげで、おばさんとなった今では玉葱の皮のほんの切れ端でも、台所に落ちてないか常に気にする癖ができた。
奴らは玉葱に大興奮して夜中でも羽ばたく。



気付いたら半分がゴキブリの話になってしまった。


とにかく、おばさんは、上京する女の子が心配。
今まさに古いアパートで1人暮らししているような女子大生が心配。
どうか、私のような経験をせず楽しく毎日を過ごして欲しい。

でも私は苦しい毎日を過ごした結果、少しずつ学んだ結果、今の幸せな生活を手に入れたような気もしている。